2007グランドサークル旅行記・Day4 (2)

=Pageの街へ=

アッパー・アンテロープキャニオンを堪能したので次のアクションを考える.時間があればレイクパウエルのボートツアーに乗りたいと思っていたので街に戻って適当なモノがあるかを探すことに.

アンテロープキャニオン入り口の駐車場からは発電所の煙突3本が見えるが,ちょうど飛行機雲も3本.ついでに電線も3本.3・3・3だな,と思いシャッターを切る.

Pageの街に戻り,Powell Museumへ.ここは観光案内所になっているのでボートツアーの予約もできたりする.

聞いてみると夕方のロウアー・アンテロープキャニオンのボートツアーがいけそうなので,予約する.アリゾナ時間で16時にマリーナに行けばいいという.マリーナは今日の宿のところなのでちょうどいいのであった.それまではPage近辺をうろうろすることに.

=グレンキャニオンダム=

Pageの街からすぐそこにまさにレイクパウエルをつくっているグレンキャニオンダムがある.コロラド川をこれでせき止めた結果,レイクパウエルができたのである.満水になるのに17年もかかったそうだ.すげー.

ダムに隣接しているビジターセンターに車を止めて,ダムのあたりを見て回る.

ダム外観


コロラド川の下流側

レイクパウエル側

=昼食,そしてホースシューベンドへ=

Pageに戻り,腹ごしらえ.ノーアイデアだったので適当にバーガーキング.ファーストフードが続くな.そろそろちゃんとした飯が食べたい感じ.

食後,ガイドブックに出ていたホースシューベンドに向かう.

ホースシューベンドとはダム下流のコロラド川が馬蹄形のカーブを描く場所.Pageからちょっと行ったところにある.

駐車場に車を止め,ここからしばらく歩く.

こんな砂地を15分ほど.

お.何か見えてきた.

どどーん.

大きすぎてカメラに収まらない.

それに,柵も何もないから怖い.あたしゃかなりの高所恐怖症です.となりの兄ちゃんが仁王立ちで下をのぞき込んでいるのがまた怖いんだってば.

腹ばいになっておそるおそる下をのぞき込むと,コロラド川をボートが走っていたり,川岸でキャンプしていたりする.いいなぁ…

振り返るとこんな風景.

=マリーナを目指す=

ホースシューベンドをあとにし,通りがかったところで写真を撮る.道路標識が撮りたくて.撮った写真がこれ.

撮った場所はここ.

悲劇はこのあと起こった.

脇道に車を止めて写真を撮ってたのだけど,砂にタイヤが飲まれてスタック.アクセルを踏めば踏むほど砂に沈むのがわかる.うげー,おいおいおいという感じ.焦る.こんなところでどうしよう..車は通るけど,どうやって助けてもらおう..とちょっとパニックになりかける自分.落ち着け落ち着け…

押してダメなら引いてみな,ということでギアをバックにして踏み込む.空回りするもちょっと引っかかる感じ.もう一息.えいっ.っと踏み込んだら出た.オオ.良かった.

わずか数分の出来事だけど,ああ良かった.こんな変な路肩に入ったらアカンっちゅうこっちゃな.少し賢くなった.

まだ少しドキドキしているが,Pageの街を抜け,ダムを横切り,ユタ州側のワーウィープマリーナ(Wahweap Marina)へ向かう.

ダムを超えるとレイクパウエルが目の前に広がる.この3日間,乾いた大地を走ってきていたからこんなに水があるのが不思議な気分.空の青,大地の茶,湖の深い青のコントラストが美しい.

ダムを超えて10分くらい走ってようやくマリーナ到着.マリーナにあるLake Powell Resort.今日の宿はここなのだ.ツアーボートもここから出ていることもあり,利便性を考えてここにしたけれど,ここはPageで一番高いホテル.まあ今回の旅行で一番奮発したホテルなのである.

時間も早いのでまずはチェックイン.

ここは州境を超えているのでユタ州.だけどPageの中心はアリゾナ州になるので,この辺り一帯も基準はアリゾナ時間なのである.アリゾナはサマータイムなしでユタ州はサマータイムだから時差があるのである.ああややこしい.

ひとまず部屋に入る.窓から見る景色は絵画のようで,すばらしい.奮発したかいがあったというものだ.

きれいな桜が咲いていたりする.

さてそろそろボートツアーの時間.いざ行くぞ!

旅行記 2007/03: Day4 (3)へ続く.

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