2007グランドサークル旅行記・Day4 (1)

Day 4 – 2007/3/15

=モニュメントバレーでの朝=

モニュメントバレーの背後から上がる朝日を見たいと今日も早起き.現地時間では6時半だが,この旅での基準時間であるグランドキャニオン時間では5時半.多少眠い.

とりあえず朝ご飯.昨日の夕食はチープにすませたので朝はロッジのレストランへ.

食べたのはナバホの料理.これがまた美味しかった.特に豆がうまくてなんだか力がわいてくるという感じ.いやほんと.

外はそろそろあけてくる感じだが,まだ暗い.ひとまずロッジを出てビジターセンターの方に向かう.朝焼けがきれいだ.



ここで問題なのは,日の出の時間にビジターセンターは開いていないのである.オフシーズンだから.

5月からがオンシーズンで,それまでは一番ベストポイントでの日の出は見られないのである.とりあえずセンター入り口まで行ってみるものの予想通りいいポイントではないので,少しバックしてポイントを探して日の出を待つ.

まずまずの場所を見つけてシルエットのモニュメントバレーを眺める.これはこれで美しい.


日の出だ.

振り返れば朝日を受けるビュートが.美しい.

ロッジに戻り,部屋から見た朝日.景色がすばらしい.

=Goulding’s Museum=

ロッジはモニュメントバレーの歴史である,敷地内に博物館もある.映画のセットとして使われた建物なども残っていたりするのである.



博物館を見て,土産物屋もゆっくり物色し,さあそろそろ出かけることに.

=レイクパウエルへ=

モニュメントバレーからレイクパウエルへは約120マイル(約200km).来たときに通ったUS-160を戻って途中からアリゾナ州道AZ-98を北上し,レイクパウエル入り口の街であるPageへ向かう.

モニュメントバレー時間で9時前に出発.Pageはグランドキャニオンと同じ時間帯なのでこんどは1時間遅くなる.

AZ-98に入るとまた景色が変わる.だだっ広い平原に伸びる道を走っていくかと思えば岩山の中を縫うように走ったりと楽しい.日本ではお目にかかれない風景ばかりだ.




走り出して2時間弱.Pageの街に入る.

時間はPage時間で10時.このあとは今日の目的であるアンテロープキャニオンに向かうのであった.

=アンテロープキャニオン=

Pageの街近くにある小さな渓谷「アンテロープキャニオン」は砂丘が固まってできた砂岩が鉄砲水に浸食されてできた渓谷.非常に幅の狭い場所があって,そこがそれはそれは幻想的な光景なんだそうだ.ガイドブックで見る写真はそれはまた美しく,ぜひとも行くのだ,ということでここにやってきた.

アンテロープキャニオンにはアッパー(上流側)とロウアー(下流側)があり,どちらも人が歩いていける場所と,ロウアーにはレイクパウエルからボートで行く経路がある(ただロウアーの陸から行く方はかなり狭くハシゴやロープで下りるという).今回はまずメジャーなほう,アッパー・アンテロープキャニオンを目指す.

アッパー・アンテロープキャニオンはナバホ族居留地にあり勝手には観光できない.ガイドに連れて行ってもらうのである.Pageの街からツアーも出ているがあまりちゃんと調べてこなかったのでとりあえず現地に行ってみる.

現地でまず入場料を取られ,駐車場に車を止めると暇そうなおじさんが一人.その人はナバホ族のガイドさんで,「見に行くんか?じゃあ25ドルね」といわれ,レートを調べてなかったので「ぼられているのでは」という不安を持ちつつまあいいやとガイドを頼む.周りに人はいなかったので一人だけのツアー開始.

おじさんの4WDに乗り込み砂地をしばらくドライブする.

結構悪路で,轍をたどりながら走るが車はかなり揺れる.

おじさんにどこから来たんやとかいろいろ聞かれ,たわいもないことを話しながら10分くらい走るとなにやら見えてきた.車も何台か止まっている.着いたらしい.

他のツアーの客がいる.ここが入り口らしい.

砂岩を鉄砲水が浸食したということらしいが,本当にここだけ開いているって感じ.入り口を見上げるとこんな感じ.

入ってみると薄暗い.三脚がないと写真がぼけてしまう.

それにしても縞模様の岩が波打っていて何ともいえない光景.上から光が差していて明と暗が織りなす景色は外とは別世界である.美しい.





奥へ進んでもしばらく進んだら裏側に出てしまう.実は短い.ガイドブックによると150mだそうだ.

狭いところを行ったり来たりしながら皆で写真を取りまくる.ツアーは標準1.5時間(行き帰り込み)だけど,Photoツアーといって写真マニアさんのために2.5時間ツアーもあるというところである.写真家の人にはたまらない場所なんだろう.写真家じゃないけどたまらないけど.

入り口付近はちょっと広くなっていて明るさも奥とは少し違う.下の写真が入り口あたり.

ということであっという間に時間がたってしまい,おじさんにそろそろ帰るぞと言われ外に出る.

いや,良かった.ここだけで100枚ほど写真を撮ってしまった.まあデジカメだからいいのだけど.それにしても小さい安っぽいのだったけど三脚持ってきて良かった.無いとまともな写真撮れてないわ.

そうしてまたおじさんの4WDに乗って駐車場にまで戻るのであった.そしておじさんの車にはどこかで見覚えのあるモノが.これって...そうか.オーシャンズ11で出てくる,おとりのバン(ベラージオから現金を運んだように見せかけるのに使った車)に付いていたのと同じモノだ! ただこれだけなのだけどなぜか感動!(なんて安上がりな自分)

目的のアンテロープキャニオン観光を終えまだ11時.さあ昼からの予定を立てないと.

旅行記 2007/03: Day4 (2)へ続く.

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