2010 ドイツ・ベネルクスの旅: Day4 (1)
Day 4 – 2010/11/22
ルクセンブルク
朝7時にホテルのレストランで朝食.ハムとチーズがめちゃくちゃ美味そうで,そのとおり美味しい.スクランブルエッグはまだ出来上がっていなかったが,少し待っていればトロトロのスクランブルエッグがでてきて大満足な朝食だった.
8時,市街観光に出る.とはいえまだ時間的には日の出時間.まだ暗い.徐々に明るくはなっていくが天気は良くなさそうなのでどんよりしたままである.
「ルクセンブルク市の旧市街と要塞」はユネスコ世界遺産.つまりこの街自体が世界遺産なのだ.
あちこちに世界遺産のロゴ入りの案内版があるのだが,街の構造が特殊で非常に分かりづらい街である.こんな時こそGoogle Mapなのだが定額ローミングサービス圏外…
ということでホットスポットを試してみる.iPhoneでWifi設定をしオンラインで手続き.2時間で3.9ユーロのクレジット決済.一応使えるようにはなったが,まあ面倒といえば面倒.時間制なのでつなぎっぱなしももったいないので毎回ログオフという使い方しかしなかった.まあ使えるだけでもありがたいのだけれど.
なぜかニヤけた羊に見つめられる.
街は高台にあり周囲は川に沿った低地(グルント)に取り囲まれている.高台の部分は面積的にはさほど広くなく,少し歩くと崖の端に着き,一気に景色が広がる.
ここはちょうど崖の東端で,上の写真は北側の景色.手前に低地が見え,向こうはまた高台で,そこにはEUの重要な拠点の一つであるヨーロッパセンターなどの高層ビルが並んでいる.手前の石でできた陸橋には鉄道が走っており,なんとも言えない独特な景観だがなんとも美しい.
南側に目をやると,そこは「ボックの砲台」と言われるかつての地下要塞の名残.
ボックの砲台跡に立つと南側の景観が見渡せる.美しい街だ.
少し砲台内部をうろうろ.世界遺産のプレートがあったりも.
砲台跡から覗く低地の景観.面白い構図だ.
再び上から低地を臨む.ほぼ同じ位置からみている景色だがいろんなモノがあり飽きない.
低地に降りるため,少し歩いて降りれるところへ.くるっとまわって砲台から眺めていた南側の低地に出る.
まずは左手にある眼鏡橋にいってみる.塔のような建築物が気になる.
中は螺旋階段になっていて,降りられる.降りたところは見張りや銃を構える日本の城でいう狭間?か何かか?
川沿いに降りる.きれいな眼鏡橋だな.
見上げるとボックの砲台が.見事な要塞っぷりだ.
行き止まりなので戻る.螺旋階段を上り,その先の下りの階段が雨で濡れていたこともあり,見事にずっこける.尻を強打し痛い.
ズッコケたのはここだ.カメラが無事だったが不幸中の幸い.良かった.
気を取り直し,ここから川沿いにグルントを歩く.小雨がパラパラ降ってきて気温も低く寒い,ルクセンブルクの朝9時過ぎであった.